心が叫びたがってるんだ。

心が叫びたがってるんだ。」観てきました。最高でした…感想を簡単に書きます。あとでもう少しちゃんとしたものを書く予定です。(※ネタバレあり)

・言葉は人を傷つけるし、取り返しのつかないことになることもある。でも、言葉は人を救ったり励ましたりしてくれるものでもある。言葉をまっすぐに伝えられずに苦しんでいたのは、順だけでなく、拓実も、仁藤も、田崎も、そして順の母も同じだった。たぶんスクリーンの向こう側にいる私もそうだった。順の「がんばっている」姿は、言葉を取り戻す姿は、勇気を与えてくれるものだった。

・順が家を飛び出し、バスの中で拓実にメッセージを送るシーン。そこからメッセージを受け取った拓実の前をバスが通り過ぎ、順が降り立つ一連の流れに鳥肌が立った。ここでここさけの世界に入り込めた気がする。

・順が野球部の後輩に叫ぶところから、病院での順と母親の確執が表面化するシーン。ここがここさけで一番好きだった。順のまっすぐな叫び声にすっきりしたし惹きつけられた。病院で順のことを母親に伝える拓実もかっこよかった。

・順を連れ戻しにいくところから終わりまで。あの花のクライマックスのように、劇的で感動的だった。順のあの登場の仕方は美しすぎです。拓実にふられるとは思わなかったけど、まっすぐ言葉を伝えるという意味では正しい選択だったのだと思う。そしてまさか拓実は脇役へと転じ、玉子が王子にw風が吹いた時の順ちゃんかわいすぎでした。というか全編通して順ちゃんかわいすぎでした。