大臣さんと

大臣さんと飲みに行きました。ずっと会ってみたいと思っていた大臣さん。やはり魅力的な方でした。忘れたくないので印象に残ったことを書き残し。

・3つの選択肢を用意する
 人生は選択ばかり。それをゲームのように楽しむというのは良いなと思った。用意する選択肢は松竹梅。極大と極小とその中間というか妥協策。そういう選択肢を作って選択していく、数をこなしていって精度を上げていくのは大切なことだと思った。

・客観的に見る
 上記のことと連動しているけれど、客観的に自分の位置を見ることは簡単そうで難しいこと。でも、それができれば道に迷うということも少なくなると思う。自分の姿をイメージすることはとても大事。

・お金が取れるか、批判を受け入れられるか
 仕事と趣味の境目。ずっと考えていた仕事とは何か、ということにとてもヒントになった。

・良い旅には良いカメラで
 星の写真やスカイツリーの写真、他にも旅行の写真をたくさん見せていただいた。旅がすごく楽しそうに感じた。何気なくとった(といってもおそらく撮り方が上手だから)食べ物の写真のような日常も、良いカメラで上手に切り取ると楽しい世界になると感じた。

・イタリアには教会より高い建物を建ててはいけないという法律がある
 見せていただいた写真の中のイタリア旅行は、日本とは全く違う世界が広がっていてとても魅力的だった。石畳は夏暑いので周りの建物で日蔭をつくる、というのもおもしろかった。文化っておもしろい。

ヴェネツィアに行きたい
 ARIAの世界が広がっていた。車が通らず、船や徒歩で移動するというのも面白かった。ヴェネツィアには絶対に行きたい。あとオーロラも見たい。


他にもKeyの話や、ゲームの話や、アニメの話や、人生の話などなど…とても充実した時間だった。これからの人生に必要な時間だったと思う。串焼きも一品料理もお酒もどれもめちゃくちゃおいしかった!特にレバー!最高でした。大臣さん、本当にありがとうございました!

きんもくせい

秋の道を歩いているときんもくせいの甘い香りが入ってくることがある。その匂いをかぐと、懐かしい気持ちになるとともに、とてつもない不安のようなものに襲われる。小さい頃なにかあったのだろうか…それとも暗く寒くなっていく季節に恐れがあるからだろうか…小さい頃は福島に住んでいて、冬のひどく冷たく、重く立ち込めた雲とすぐにやってくる夜がとても嫌でこわかった。今も冬が近づいていることを感じさせる秋と、冬そのものは苦手だけれど、なにか違うことで紛らわすことを覚えたように思う。小さい頃は、ひとつのことに徹底的に向き合ってしまう性格だった。そんな冬の恐れを紛らわせるための一つの言葉で、大好きな言葉が、「冬来たりなば、春遠からじ」。実際の季節だけではなく、なにか嫌なことがあったり、落ち込んだときはなるべくこの言葉に触れて自分を鼓舞している。明けない夜はない!というありきたりと思える言葉も、だれかを救うかもしれない言葉のひとつなのだな。

心が叫びたがってるんだ。

心が叫びたがってるんだ。」観てきました。最高でした…感想を簡単に書きます。あとでもう少しちゃんとしたものを書く予定です。(※ネタバレあり)

・言葉は人を傷つけるし、取り返しのつかないことになることもある。でも、言葉は人を救ったり励ましたりしてくれるものでもある。言葉をまっすぐに伝えられずに苦しんでいたのは、順だけでなく、拓実も、仁藤も、田崎も、そして順の母も同じだった。たぶんスクリーンの向こう側にいる私もそうだった。順の「がんばっている」姿は、言葉を取り戻す姿は、勇気を与えてくれるものだった。

・順が家を飛び出し、バスの中で拓実にメッセージを送るシーン。そこからメッセージを受け取った拓実の前をバスが通り過ぎ、順が降り立つ一連の流れに鳥肌が立った。ここでここさけの世界に入り込めた気がする。

・順が野球部の後輩に叫ぶところから、病院での順と母親の確執が表面化するシーン。ここがここさけで一番好きだった。順のまっすぐな叫び声にすっきりしたし惹きつけられた。病院で順のことを母親に伝える拓実もかっこよかった。

・順を連れ戻しにいくところから終わりまで。あの花のクライマックスのように、劇的で感動的だった。順のあの登場の仕方は美しすぎです。拓実にふられるとは思わなかったけど、まっすぐ言葉を伝えるという意味では正しい選択だったのだと思う。そしてまさか拓実は脇役へと転じ、玉子が王子にw風が吹いた時の順ちゃんかわいすぎでした。というか全編通して順ちゃんかわいすぎでした。